北海道大の沢村正也教授らの研究チームは、4/29付の米科学誌サイエンスで、2020年同誌に発表した有用な化合物を作る触媒に関する論文を撤回した。
一体どのような論文内容で、なぜ論文を取り下げることになったのか。
沢村正也教授の経歴についても調べてみました。
なぜ北大の沢村教授らの論文が撤回された?内容は。
データに改ざんなどの疑義が生じたためとしている。
それにしても、米科学誌掲載の論文撤回とは大ごとですよね。
論文は、食品廃棄物などから得られる脂肪酸と呼ばれる有機物から、有用な化合物を作り出す新規触媒を開発したというもの。
研究成果では、薬のもととなる有機化合物をこれまでよりも効率よく作り出せる新たな人工触媒を開発したとしていました。
この成果の根拠となったデータを再現することができず、データそのものが改ざんされていた疑いがあるということです。
そのため、研究チーム側から取り下げを申し入れたとのこと。
今後、調査委員会を設置して関連する論文と併せて不正の有無などを調べていくようです。
沢村教授は、「みなさまにご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした。今後の調査などにしっかりと対応していきます」と話しています。(NHK北海道NEWSWEB)
北大、沢村正也教授の経歴。
澤村 正也 (沢村 正也 サワムラ マサヤ)
学位
京都大学工学博士(京都大学)
所属 (現在)
2022年度: 北海道大学, 理学研究院, 教授所属
2016年度 – 2021年度: 北海道大学, 理学研究院, 教授
2015年度: 北海道大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授
2011年度 – 2013年度: 北海道大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授
2007年度 – 2012年度: 北海道大学, 大学院・理学研究院, 教授
2007年度: 北海道大学, 大学院・研究院, 教授
2006年度: 北海道大学, 大学院理学研究院, 教授
2002年度: 北海道大学, 大学院・理学研究科・化学系専攻, 教授
2001年度 – 2002年度: 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授
2001年度: 東大, 理学(系)研究科(研究院), 助教授
1997年度 – 1999年度: 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授
1997年度 – 1998年度: 東京大学, 理学系研究科, 助教授
1996年度: 東京大学, 理学部, 講師
1995年度 – 1996年度: 東京大学, 大学院・理学系研究科, 講師
参考: KAKEN
学歴: ポータルサイトhttps://researchmap.jp/read0012845
- 1989年京都大学 工学研究科 合成化学
- – 1989年京都大学
- – 1984年京都大学 工学部 合成化学科
- – 1984年京都大学
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