Netflix韓国ドキュメンタリー『サイバー地獄: n番部屋 ネット犯罪を暴く』5月18日(水)〜!実際に起きた事件あらすじ。

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Netflixの韓国ドキュメンタリー最新作『サイバー地獄: n番部屋 ネット犯罪を暴く』5月18日(水)〜視聴可能になります。

この本当にあった事件に関する2020年のyahoo newsの記事を元にまとめてみました。

 

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見どころ

Netflix出典

この作品は実際に起きた犯罪事件を描いたもので、匿名で利用でき、性犯罪の温床となっていたオンラインチャットルーム。

その運営者の正体を突き止めようと奔走した人々と、逮捕までの経緯に迫るサイバー犯罪追跡ドキュメンタリーです。

韓国を激震させた大規模なデジタル性犯罪・性搾取事件、「n番部屋事件」。

 

記者を目指していた平凡な大学生集団「追跡団火花」をはじめとする、実体を暴くために取材を続けた記者、プロデューサー、時事番組の脚本家など、様々なジャーナリスト、サイバー捜査隊警察など24人のインタビューを通じて、むごい犯罪の実状を暴きます。

 

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韓国を震撼させた性犯罪「n番部屋事件」、被害者を罠にかけたグルーミングとは。

「脅された女性たちの動画を数万人が視聴」

新型コロナウィルス感染症に関連するニュースが連日報じられる中、韓国でもう一つ非常に大きく報じられている事件がありました。

通称「n番部屋事件」と呼ばれるこの事件は、ツイッターなどインターネットを通じて日本でも情報が拡散し、韓国の文化を好む若者の間でも話題となります。

事件の内容は凄惨としか言いようがないです。

舞台となったのはテレグラムというコミュニケーションアプリ。

罠にかけられ、脅迫された女性たちのわいせつな動画が、この中で配信されていて、その動画を何千、何万人が視聴していました。

被害者は警察が把握しているだけで少なくとも74人、未成年も10人以上含まれています。

女性たちの動画が配信される「部屋」は数十個存在し、有料の会員制。

登録には25万ウォン〜155万ウォン(約2万2000円〜13万3000円)ほどかかり、高額になるほど過激な動画が配信される傾向があったようです。

 

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「登録者の情報公開を求め260万人以上が署名」

3月17日、もっとも人気のあった「博士の部屋」を運営していた24歳の男を検挙したことが警察から発表され、その後、男の氏名がチョ・ジュビンであることも報道されました。

このほか14人の関係者が検挙されたと報道されています。

韓国では、二次被害の恐れや加害者の人権の観点から容疑者の氏名や顔写真は基本的に公表されないため、事件の首謀者や、n番部屋に登録していた会員の情報公開を求める請願が複数立ち上がっていました。

芸能人らも協力を表明し、もっとも多い請願には260万人以上が署名したとのことです。(3月24日時点)。

ムン大統領は3月23日に「残忍な行為」「会員全員の調査が必要」であるとコメントを発表。

また、この事件がデジタル性犯罪事件に対する処罰強化など、新たな法整備につながる可能性があると報じられました。

 

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「被害者」

被害者の数が多いこと、そして被害者の動画を見ていた人が少なく見積もっても数万人に及ぶこと以上に人々を震撼させているのは、周到で悪質な手口だでした。

知識の少ない未成年を狙い罠にかけた計画的な手口が明らかに。

「n番部屋」に潜伏取材した記者は、記事の中で、配信された動画を見て「数日の間、悪夢に悩まされた」と書いています。

性的なだけではなく、体を傷つけるなど猟奇的な動画も少なくなかったことがレポートされています。

被害者はほとんどが中学生ぐらいに見えた。犬のように吠えている子どもたち、男性用の公衆トイレで裸で倒れている子どもたちを見た。(略)その夜、地獄のような夢を見た。(引用元の韓国語サイトを翻訳、以下同)

出典:https://n.news.naver.com/article/005/0001296711

 

「個人情報を引き出して脅かす手口」

被害に遭った少女や女性たちが、大人や警察に知らせることができなかったのはなぜか。

周到に口をふさがれていたからです。

加害者らは、SNSに自分の画像をアップしている未成年に親しげなメッセージを送って信頼を得て、少しずつ個人情報や裸の画像を送らせていました。

そしてその情報や動画を、被害者を操るために使っていたのです。

子どもらが身元情報を出せば、そのときから地獄が始まった。(略)ある瞬間、被害者が躊躇すれば、彼女のSNSの友達リストをコピーして送った。「周囲に知らせる」という脅しだった。

出典:https://n.news.naver.com/article/005/0001296711

 

ラジオ番組のインタビューでは、被害者のひとりがその手口を語っています。

彼女が被害に遭ったのは2018年、中学生のとき。

インタビューの内容からは、言葉巧みに子どもを信用させる手口が浮かび上がります。

(インタビュアー)顔も知らない、名前も教えてくれないのに、どうして口座(番号)を送る気になりましたか? 

(被害者)株式の画像と、入金予定の画像を送ってくれるんですよ。 「この株式を抜くのに5日かかるから、とりあえずこの画像を送ってあげるから信じて待っててほしい」、そんなふうな話です。

(インタビュアー)株式みたいなものを送るっていうのは、自分はこんなふうに株も扱っている人間だと中学生に見せつけるように送ってきたということなんですね。

(被害者)はい。 

出典:https://news.v.daum.net/v/20200324095819216

 

彼女は生活費を得るためにチャットアプリを使い、「お金を得るためにアプリを使った」という後ろめたさも、大人に相談できなかった理由の一つとのこと。

その心理を利用されたのです。

また彼女は、警察が把握しているより多くの未成年の被害者がいると証言。

「大人より未成年の被害者の方が多い?」という質問に「はい」と答えている。

 

さらに加害者たちは、一部の被害者を「加害者」にしました。

どういうことかというと、被害者に新たな「奴隷」を連れてこさせたり、他の被害者の動画を撮影させたということです。

被害者は命令に従うことで「奴隷」状態から解放されるが、余計に通報しづらくなります。

前述した記者による潜入レポートの中では、たびたび「グルーミング」という言葉が登場する。

(子どもに性的暴行をする動画が)リアルタイムに共有された。チャットルームは「これがまさにグルーミングだ」という歓喜で持ちきりだった。

(略)

証明写真が掲載されると、子どもはモノ扱いされた。彼らは「私たちがグルーミングしてやろう」とワクワクしていた。

出典:https://n.news.naver.com/article/005/0001296711

 

ここでの「グルーミング」は、加害者が被害者に狡猾に接近し、信頼や好感を得て心理的に支配したあとで行われる性犯罪のこと。

韓国の法律事務所による用語解説では、「被害者本人が、性的に虐待されているという事実さえ認識できない恐ろしい犯罪」と紹介されています。

また、このように暴行や脅迫が伴わない性暴力は、被害者が性的同意年齢に達していた場合、法で裁くことができません。

これは韓国でも日本でも同様。ちなみに、韓国の性的同意年齢は日本と同じ13歳で他国に比べて低いのが現状です。

  • 性的同意年齢……性行為の同意能力があるとみなされる年齢。
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日本では「グルーミング」という言葉はあまり一般的ではありませんが、だからといって日本でこのような手口がないわけではありません。

性暴力の被害者支援に携わる臨床心理士の齋藤梓さんは、「グルーミングはとても狡猾な方法。特にオンライングルーミングは日本でも本当に大きな問題となっている」と指摘しています。

3月25日に公表された内閣府調査でも、SNSで子どもが性被害に遭っていることが指摘されています。

参考:性被害相談の2割が中学生以下「SNSに居場所求め被害に遭っている」 内閣府(毎日新聞)

 

「請願で社会を変える韓国社会」

瞬く間に数百万人分の請願署名が複数立ち上がり、さらに法整備が示唆される韓国のスピードには驚きます。

その背景には、間違いなくここ数年の性暴力に対する女性たちからの声の大きさがあるのですね。

 

まとめ

かなり重い内容のドキュメンタリーですが、この事件が現実に起こり、また現在も何処かで起こっているかもしれないと思うと恐ろしいです。

子供達を取り巻く環境について考えるためにも、このドキュメンタリーは是非見てみたいと思いませんか?

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